月刊「創」ブログ最新記事
鴨志田祐美弁護士新刊!「再審弁護人のベレー帽日記」
袴田事件再審や再審法改正をめぐって怒涛の活躍を続けている鴨志田祐美弁護士の「再審弁護人のベレー帽日記」が発売されました。『創』に連載されてきたもので、再審や再審法改正について考えるためには必読の書です!ぜひお買い求めください。
2025年4月号 広告界の徹底研究/伊藤詩織さん映画紛糾
広告界の徹底研究/伊藤詩織さん映画紛糾
特集:広告界の徹底研究
◆クリエイターが語る「広告」という仕事
・時代なんか、CMなんか、パッと変わる。......佐々木 宏
・つづいてる。......黒須美彦
・広告づくりの視点から......澤本嘉光
・アイドルとBOSS......福里真一
・広告総チラシ化。......山崎隆明
・ふるさとを広告する......箭内道彦
・(株)ゴンパ新オフィス......権八成裕
◆変貌する広告会社の現状
・広告界のグローバル企業電通が取り組む新規事業開発
・博報堂DYグループのAIをめぐる様々な取り組み
・統合型マーケティングに関わるADKグループの組織再編
・フジテレビ問題が広告界に及ぼした影響
特集:伊藤詩織さん映画紛糾
●2月20日の記者会見詳報
伊藤詩織さん映画紛糾
・この辛さに、私自身が押しつぶされそうです......西廣陽子
・多くの人に映画を観ていただき議論してほしい......伊藤詩織
・問題点についての見解と話し合いの申し入れ......師岡康子/神原元
●伊藤詩織さんから提訴され当事者に......望月衣塑子
伊藤詩織さんに今、望むこと
●ドキュメンタリー映画関係者の激論......大島新/阿武野勝彦/綿井健陽/森達也
伊藤詩織さん映画めぐる深刻な事態への提言
■桐島聡はなぜ死ぬ前に本名を名乗ったのか......足立正生
映画『逃走』で描いたその真実
■この3月に特別上映
TBSドキュメンタリー映画祭
■兵庫県知事選以降をファクトチェック......曺琴袖
『報道特集』の報道に強まる攻撃
■著者インタビュー......堀 潤
「災害とデマ」そしてメディアの役割
■三浦春馬さんの誕生日4/5が間もなく...
春友さんたちの「春活」と4・5への想い
『再審弁護士のベレー帽日記』鴨志田祐美
大崎事件、袴田事件などに関わり再審法改正を訴えている象徴的な弁護士。
NHK朝の連続ドラマ「虎に翼」の主人公・寅子になぞらえて「現代の寅子」などとも言われている。
再審弁護士のベレー帽日記
ISBN 978-4-904795-87-3
2025年1月7日発行(予約受付中)
定価 1870円(本体1700円+税)
『ただいまリハビリ中 ガザ虐殺を 怒る日々』重信房子
『ただいまリハビリ中 ガザ虐殺を 怒る日々』重信房子
ISBN 978-4-904795-86-6 C0036
2024年12月発行
定価 1870円(本体1700円+税)
元日本赤軍最高幹部の著者が50年ぶりに市民社会に復帰。見るもの聞くもの初めてという生活の中でガザ虐殺に心を痛める日々。
目次
はじめに
序章 50年ぶりの市民生活
第1章 出所後の生活
53年ぶりの反戦市民集会/関西での再会と初の歌会/小学校の校庭で/52年ぶりの巷の師走/戦うパレスチナの友人たち/リハビリの春
第2章 パレスチナ情勢
救援連絡センター総会に参加して/再び5月を迎えて/リッダ闘争51周年記念集会/お墓参り/短歌・月光塾合評会で/リビアの洪水
第3章 ガザの虐殺
殺すな!今こそパレスチナ・イスラエル問題の解決を!/これは戦争ではなく第二のナクバ・民族浄化/パレスチナ人民連帯国際デー/新年を迎えて/ネタニヤフ首相のラファ地上攻撃宣言に抗して/国際女性の日に/断食月(ラマダン)に/イスラエルのジェノサイド/パレスチナでの集団虐殺/パレスチナに平和を!
特別篇 獄中日記より
大阪医療刑務所での初めてのがん手術[2008年12月~10年2月]
大腸に新たな腫瘍が見つかった[2016年2月~4月]
約1年前から行われた出所への準備[2021年7月~22年5月]
2025年3月号 新聞社の徹底研究/フジテレビ大揺れ
新聞社の徹底研究/フジテレビ大揺れ
〈お詫びと訂正〉
『創』3月号P11 の写真に「キャプション」という文字が入っていますが、これは入力・校正ミスで、本来ここは文字を入れる必要のない部分でした。お詫びし訂正します。
特集:新聞社の徹底研究
■自民党の「裏金問題」、旧統一教会との写真など...朝日新聞の報道とデジタル化
■臓器移植や生成AI報道、ダウ・ジョーンズ社と協業で新媒体も
新媒体発足、読売新聞の様々な挑戦
■横串の長期連載や特化型メールなど
毎日新聞の組織改編とチャレンジ
■電子版の有料会員がついに100万人を突破
日本経済新聞 電子版とNikkei Asia
■「移民と日本人」、選択的夫婦別姓などで発信......道田陽一
産経新聞の編集方針と新たな取り組み
■新年の紙面は能登半島や「戦後80年」の長期企画
「権力監視」「市民密着」の東京新聞
特集:フジテレビ大揺れ
●どうなる?大揺れのフジテレビ......篠田博之
中居正広氏「性加害」とフジテレビをめぐる深刻事態
●【緊急鼎談】......砂川浩慶/岩崎貞明/篠田博之
フジテレビと放送業界が性加害問題で問われたこと
▲能登在住ライターの現地報告......落合誓子
震災から1年。能登半島被災地の今...
▲2カ月前までやりとりしていたのだが.........今西憲之
前兵庫県議・竹内英明さんはなぜ死に追い込まれたのか
▲『東京新聞はなぜ、空気を読まないのか』出版......菅沼堅吾
権力を監視する東京新聞がたどった道
2025年2月号 出版社の徹底研究/植松死刑囚獄中結婚後
出版社の徹底研究/植松死刑囚獄中結婚後
特集:出版社の徹底研究
◆〈総論〉ライツビジネスの拡大、デジタルとの連動など...
出版ビジネスの概念が今変わりつつある
◆『ちいかわ』ヒット!『はたらく細胞』も映画化で...
コミック好調、講談社がめざすもの
◆『大ピンチずかん』が2年連続ベストセラー
児童書絶好調、小学館の取り組み
◆人気連載完結、代わる作品の発掘にどう取り組むか......道田陽一
集英社の『ジャンプ』作品の底力
◆文庫『百年の孤独』も異例のヒット
『成瀬~』大ヒット、新潮社の次の挑戦
◆動画メディア『文藝春秋PLUS』立ち上げ
デジタル化へ舵切る文藝春秋の試み
◆『つかめ!理科ダマン』大ヒット!
書籍好調マガジンハウスの未来戦略
◆クライアントへの提案力を高めるための組織改編......道田陽一
光文社のブランド戦略と今後の行方
■12月4日に獄中結婚成立!......植松聖/翼
やまゆり園事件・植松死刑囚と獄中結婚相手の詩と手記
■性加害告発のきっかけを作った女性が語る自己体験......石川優実
私が体験した性被害と#MeToo
●12月11日、涙を流して観た人も多かった
『天外者』特別上映!春友さんたちの声
【マスコミ就職読本】2026年度版1~3巻 発売中!




2025年1月号 テレビ局の徹底研究/「妻殺害」事件韓国報道
テレビ局の徹底研究/「妻殺害」事件韓国報道
特集:テレビ局の徹底研究
◆放送開始100年プロジェクトと現在の編成戦略
「放送100年」を迎えるNHKの行方
◆アニメ・ドラマなどのコンテンツを連動させて戦略的展開
グローバル見据えた日本テレビの戦略
◆『グッド!モーニング』の日曜進出と『有働Times』
ドラマや情報番組好調、テレビ朝日の健闘
◆新たな視聴率の社内指標「ltv4‐59」とは...
アニメ、ドラマ、報道...TBSの挑戦
◆「共視聴」という考え方と「コア+10」とは...
フジテレビ、ドラマへの注力と「共視聴」
◆「独自性」を押し出している同局の現状は
テレビ東京のアニメと新たな取り組み
■獄中結婚した妻と支援者にインタビュー......篠田博之
がんで獄死した死刑囚が最期に遺していた言葉
「癌で死ぬか死刑が先か」――死刑の持つ意味
■東海テレビを去るにあたって映画公開.........阿武野勝彦
名張毒ぶどう酒事件と『いもうとの時間』
東海テレビにとって「背骨」とも言うべき事件への取り組み
■死刑囚にとっての獄中結婚とは.........編集部
植松聖死刑囚の獄中結婚相手女性の思いと近況
■日本のマスメディアに何が欠けているのか......篠田博之
講談社元社員「妻殺害」事件 韓国SBS報道と日本のメディア
■三早希さんからは春馬さんの絵が届いた
『せかほし』再放送と春友さんたちの反応
三浦春馬 死を超えて生きる人

月刊『創』編集部編
四六判 208ページ 本体1500円+税
ISBN 978-4-904795-66-8
2020年7月18日のその「死」をいまだに受け入れられない女性たちがなぜこんなにも多いのか。
月刊『創』で大反響を呼んだ三浦春馬さんの特集を一挙収録!
パンドラの箱は閉じられたのか 相模原障害者殺傷事件は終わっていない
ISBN 978-4-904795-62-0
本体:1,500円+税
19人の障害者殺害という衝撃的な相模原障害者殺傷事件の裁判は、植松聖被告に死刑を宣告して幕を閉じた。 障害者差別の問題や障害者施設のあり方など、多くの課題が解明されることなく残されたままだ。 詳細な裁判報告や植松死刑囚獄中手記など含め、この深刻な事件に改めて迫った! 大反響を巻き起こした前作『開けられたパンドラの箱』を上回るインパクト!
「試し読み」ボタンからその場で試し読みできます。そのまま購入もできます。
詳しい内容はこちら。
篠田博之(『創』編集長)
定価:本体1500円+税
ISBN 978-4-904795-58-3
皇室タブーを初めて正面から取り上げた衝撃の書!1961年、右翼少年による刺殺事件が出版界を恐怖に陥れ、深沢七郎さんの小説「風流夢譚」は封印された。その後50年を経て、封印は解かれつつあるのだが、果たして出版界は皇室タブーの呪縛から逃れられているのだろうか。皇室を扱った表現がその後も回収や差し替えにあっている現実をたどることで何が見えてくるのか。改元と天皇の代替わりが単なるお祭り騒ぎだけで終わろうとしている現在、象徴天皇制とは何なのか、改めて考えてみたい。
開けられた パンドラの箱 やまゆり園 障害者殺傷事件
ISBN 978-4-904795-53-8
本体:1,500円+税
2016年、19人の障害者を刺殺した衝撃的なやまゆり園事件。障害のある人たちの恐怖がいまだに消えないのと対照的に一般の人たちにとっては事件は過去のものになりつつあるかに見える。植松聖被告の動機の解明もできず、事件を二度と起こさないためにどうするかという社会的対策も何も講じられない状態で、この事件をこのまま風化させてよいのだろうか。
「試し読み」ボタンからその場で試し読みできます。そのまま購入もできます。
詳しい内容はこちら。
鈴木邦男さん新刊!「言論の覚悟 脱右翼篇」発売!

『言論の覚悟 脱右翼篇』 鈴木邦男 著
ISBN 978-4-904795-48-4
2017年9月16日発行
本体:1,500円+税
〈本文より〉
今は世の中がどんどん右寄りになっている。僕を超えて時代の方が右になっていく。僕は変わってないのに、「こいつは左だ」「もう右翼じゃない」と言われることが多い。この変化は何なのか。僕はもう「右」も「左」も超えたと思っている。「左になった」と言う人には、勝手に呼んでくれ、と思う。詳しい内容はこちら。
雨宮処凛さん新刊!「不透明な未来のための30章」発売中!

『不透明な未来のための30章』 雨宮処凛 著
ISBN 978-4-904795-47-7
2017年7月15日発行
本体:1,500円+税
本書あとがきより
この3年間、世界は大きく変わった。これからこの国が、世界が、そして私たちがどうなっていくのか、それは誰にもわからない。そんな不透明な未来の前で、この本が、ほんの少しでもあなたの思考の役に立てたら、こんなに嬉しいことはない。詳しい内容はこちら。
森達也さん新刊!「同調圧力メディア」発売中!
『同調圧力メディア』 森達也著
ISBN 978-4-904795-46-0
2017年4月19日発行
本体:1500円+税
あの映画「FAKE」を世に問うた監督の極私的メディア論!「忖度(そんたく)」が横行する日本社会の元凶は、同調圧力を強いるマスメディアが元凶なのではないか!『創』連載をまとめた森達也さんのメディア論の真髄! 詳しい内容はこちら。

対決対談! 「アイヌ論争」とヘイトスピーチ
生ける屍の結末─黒子のバスケ脅迫事件の全真相 発売中
月刊『創』 電子書籍版 発売開始!
・連続放火事件で服役中の「くまぇり」初の獄中手記
・スクープ!くまぇりが判決直前に綴った獄中書館
・くまぇりが判決前後に綴った獄中書簡
・「黒子のバスケ」脅迫犯から本誌に届いた手紙
・「黒子のバスケ」脅迫犯が私に語った衝撃の真相
・「黒子のバスケ」脅迫犯の意見陳述全文掲載!/他
・二極分化のなかで映画界はこれからどうなる?
・最大の映画製作会社・テレビ局の映画事業
・ドキュメンタリー映画の現状と新たな可能性
・マンガ市場の激変
・『進撃の巨人』が見せた驚異の快進撃
・メディアミックスの核となるTVアニメをめぐる変容/他
和歌山カレー事件 獄中からの手紙 発売中
和歌山カレー事件・林眞須美死刑囚からの手紙
2014年7月17日 創
2014年7月16日、和歌山カレー事件・林眞須美死刑囚からの手紙が届いた。といっても確定死刑囚は弁護士と家族以外、基本的に接見禁止だから家族経由だ。林眞須美死刑囚の獄中手記などをまとめた『和歌山カレー事件 獄中からの手紙』(創出版刊・定価1000円+税)が15日に発売されたのだが、その本を手にした感想を書き送ってきたのだった。
7月19日(土)14時からは「エルおおさか708号室」で毎年恒例の和歌山カレー事件を考える集会が開催される。19日の集会では、この養子縁組した男性に眞須美さんの近況について話していただくし、弁護団報告はもちろん、支援する会代表の鈴木邦男さんら大勢の関係者が駆けつける。健治さんもぜひ参加してほしいと声をかけているが、この暑さで体調がすぐれないため当日どうなるかわからない。死刑について、カレー事件について関心のある人は、ぜひ19日の集会に参加してほしい。詳細は下記の「林眞須美さんを支援する会」のホームページをご覧いただきたい。
命が踏みにじられる国で、 声を上げ続けるということ 発売中
安倍政権のネット戦略 発売中
ぢぢ放談―激闘篇 絶賛発売中

創出版 定価(本体1400円+税) 四六判並製240ページ
月刊『創』の編集長が、創出版を興して今年で30年になるのを機に、関わって来た事件や様々な経緯をまとめた一冊。『創』は、もともと1982年の商法改正で、それまでの発行元が休刊を決定。それに納得できずに、当時の編集者が自力で発行を継続したものです。この何年か、総合月刊誌が次々と休刊していくなかで、雑誌を出し続けることの意味や、ジャーナリズムの責任といったことを問題提起したのが本書です。
『創』の場合、映画『ザ・コーヴ』上映中止事件など言論・表現をめぐる様々な事件について、運動を展開することで現実に関わりつつ、それと連動させて誌面づくりを行ってきたという特徴があります。また宮崎勤死刑囚や林眞須美死刑囚、それに女優・三田佳子さんの二男や田代まさしさんの薬物事件などには、当事者に接近して、独自のスタンスから報道を行ってきました。そうした誌面づくりそのものが、ジャーナリズムのあり方についての一種の問題提起だったといえます。
7月31日付の朝日新聞が生活面で創出版刊『負けないで!』の著者・小笠原恵子さんを大きく報道しました。直近の試合で眼底出血したことでもわかるように、女性でプロボクサーになるということ自体大変なのに、そのうえ聴覚障害で耳が聞こえないという困難を努力によって乗り越えたのが小笠原さんです。小中学校時代はいじめにあったり、不登校に陥ったり、高校時代は親や教師に反発して停学処分を受けたりもしました。逆境のなかで培われたハングリーさが、彼女をボクシングに向かわせたのだと思います。「耳の聞こえない女性がプロボクサーなどとんでもない」と門前払いされながらも、プロへの道をあきらめず、昨年、念願のプロとしてリングに立ったのでした。
決してあきらめずに可能性に挑戦していこうとする小笠原さんの勇気に共感し、彼女の生き方を多くの人に知ってもらおうと出版を企画したのは今年2月のことでした。彼女は不登校で中学3年の時はほとんど授業に出ていないのですが、今回、出版を機に、かつての教師と再会するなど、著者にとっても本を出すのは自分を見つめ直す作業でした。また。彼女の家族は妹も聴覚障害ですが、その家族と半年間つきあったことで、編集者としてもいろいろなことに気づかされました。
これは聴覚障害者の間では常識らしいのですが、子どもが聴覚障害だとわかった時、まず母親がしたことは、家中の家具に名前のカードを貼って、「物には名前がある」ことを教えることでした。また小笠原さんに本などを送る時、宅急便の送り状に電話番号を書けません。彼女の家族は両親とも共働きで、姉妹が家に居ても電話に出られないからです。我々は想像力を働かせないと、聴覚障害の人たちの立場に立って物を考えることができないのですが、そういう想像力を働かせることは我々にとってすごく大切であることを気づかされました。
耳の聞こえない人がどうやってプロボクサーとしてリングで闘えるのか。興味深いそのことはぜひ本を読んで把握して下さい。きょうの朝日新聞の記事でも書いていますが、「音の振動を全身で感じる」ということなのですね。ちなみに小笠原さんをプロデビューさせたジムの佐々木会長も視覚障害者です。小笠原さんは、この会長に大きな影響を受けたのです。いろいろなことをかんがえさせてくれる本『負けないで!』をぜひ多くの人に読んでほしいと思います。小笠原さんについては、テレビドキュメンタリーや映画の企画も既に出ています。
ISBN 978-4904795095
2011年5月16日発行
定価 1,500円+税
この数年間、日本社会の格差拡大を背景に、ワーキングプアと呼ばれる貧困層の増大が大きな社会問題になっています。この問題の象徴的存在といえば、湯浅誠氏と並んで、雨宮処凛さんが第一人者です。ゴスロリファッションという独特のいでたちもあって注目されていましたが、この1~2年は厚生労働省の研究会の委員に任命されるなど、貧困問題のシンボルになりつつあります。
本書は、その雨宮さんが月刊『創』で3年間連載してきたものをまとめたもので、貧困問題の渦中で雨宮さんが奮闘してきた激動の日々のドキュメントです。それは同時に、この何年かの日本社会のドキュメントでもあります。