★14年度 角川書店内定者の筆記対策

 

出版社の筆記は大まかにわけて英数国・一般時事・一般教養・マスコミ的知識(含自社出版物の知識)・作文があり、会社によってその比率は驚くほど違います。
私は筆記対策を始めたのが2月のESラッシュを終えてからと遅く、筆記対策全部を網羅しようと思うと面接を迎える前に自滅しそうだったので、メリハリを心がけました。
以下分野別に行った対策を羅列します。

(1)全体

・とりあえず『マスコミ就活読本』で自分の受ける企業の過去の筆記情報を集めることから始めました。出版社は過去問が発売されていないので過去の就活ブログなどで情報を集めました。会社によっては自社HPに過去問を掲載しているところもあります。(ちなみに新聞社、NHKの過去問は発売されていますが出版各社とは傾向も違い何より難しいので出版一本狙いの方は別に見なくていいかと思います)

(2)英数国の対策
  
・英語は絶望的に苦手だったのでなんとかしようと思いはしたものの伸び率を考えると効率が悪すぎたので結局何もせず突入してしまいました。国語は『マスコミ漢字』を買って大満足し、こちらもボリュームが多すぎたので漢字の読み書きだけやりました。あとから考えると四字熟語はやたら出たのでそれだけやってもよかったかもしれません。

(3)一般時事の対策

・新聞各社と比すると易しく問題も少ないですが、点数落とすのも悔しいので一冊、就活用の時事対策本を買って流し読みすれば十分かと思います。ただ、意外と語句を書かせる問題があるので、ちょっと紛らわしい人名漢字やカタカナ語は意識してチェックするとよいかと思います。

(4)一般教養の対策

一般時事と同様、一冊対策本を買ってよむなり解くなりすれば十分です。対策本、種類も大量にあって迷いますが結局どの本にも載っているようなものが出る(し、少なくともそれが解けていれば合格点はとれる)ので、情報量少なめで文字がやたら大きくてすぐに終わるようなものをちゃんとやったほうがいいかと感じました。

(5)マスコミ的知識
 
私はここに一番時間を割きました。出版社は一番ここに練った問題を出してくるようですし(ただし、意外と英数国の配分が大きい企業が多いのには驚きました)、何より筆記後面接でも使えるネタが多いと感じたからです。ただマスコミ対策の知識は問題集や参考書が充実していないので対策がしづらく、最後まで不安は残りました。
私は月間『創』のバックナンバーを何冊か読んで出版界隈の主なニュースをさらっていきました(本誌は面接でも使えるネタが多くあり、それだけではなく出版志望者としては考えさせられるニュースが盛りだくさんで、本当にお世話になりました)

(6)エンタメ対策
エンタメ対策としては日経BP社の『日経エンタテインメント!』のバックナンバーを1年分くらい、ひたすら読み込んでいきました。同本は非常に優れもので、本・映画・音楽・アニメ・その他エンタメの話題がまんべんなく網羅されており、また売上ランキングなど筆記試験で頻出の数字データも多く扱われていたので重宝しました。仕上げに、文芸春秋の「50人問題(話題の著名人についての記述を選ばせる問題)」対策として、『AERA』の表紙・巻頭特集の人物の名前を押さえていきました。
あとは話題の賞(芥川賞、直木賞、本屋大賞、「このマンガがすごい!」大賞など)について過去数年分くらいまとめておけば十分でしょうか。

 

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